⑦ハードルをどこまでも下げる

こんな人に向けた記事です

この記事は「自分のいいところを1000個見つける方法12」を解説する記事の1つです。
詳しくは自分のいいところを1000個見つけたら自分を好きになれた話をご覧ください。

⑦ハードルをどこまでも下げる

ハードルを下げるというのは、「これは自分のいいところだ」と認める基準を下げるということです。
もっと言ってしまえば、基準を甘くする自分を甘やかす、そんな「いよいよ自分大好きらしい」段階に入ってきました。

  • これは……当たり前のことすぎて、いいところなんて言えないよなぁ。

と、自分のいいところを狭めてしまうような「誰に対して遠慮しているのかわからない謎の謙虚さ」を撤廃して、どんなに当たり前のことでも「これは自分のいいところなんだ」と思うことを自分に許可できるようにしていく、そんな違和感たっぷりなステップになります。
まさに「健全な自己愛」の領域であり、「健全な図々しさ」といってもいいかもしれません。

よく言われることですよね。
当たり前は当たり前じゃないよ、感謝しようよって。
それに対して僕は、

  • 恵まれた人だからいえるキレイゴト!

そんなひねくれた拒絶反応をぬぐいきれない時期がありました。
しかし今は、それだけ大切なことだから耳タコなくらい言われているのだなと。
大切なことほど言われすぎるから、当たり前になって見過ごされてしまうのだなと。

つまり、大切なステップです。
だから、最も詳しく書きます。

そんなわけで、ハードルを下げるためには「意識的に」やる必要があります。

  • こんな当たり前のことを、本当にいいところだなんて思っていいのかなぁ……

という違和感に出会っても、「意識的に」いいところだと認めようとする、ということです。

毎日、当たり前のことで自分を褒めたり、感謝して味わったりできる人生。
毎日、当たり前のいいことに気づかず、何も感じないままで終わる人生。

僕は、絶対に前者の人生を生きたいのですが、あなたはどうでしょう?

ハードルをどこまでも下げていくための具体的な観点を、5つにしぼって紹介していきます。

ハードルをどこまでも下げていくための5つの観点
  1. 自分の身体に備わっているもの
  2. 褒められたり感謝されたりしたこと
  3. 続けていること
  4. 日常の心がけや心づかい
  5. 苦痛ではないこと

①自分の身体に備わっているもの

たとえば「目」についてだけでも、挙げようと思えばいくらでも挙げられます。

  • 目がある
  • 視力がある
  • 色覚がある
  • などなど

そんな「あまりにも当たり前すぎること」を、いいところだと思う
思えなくても、思えるように、意識的に、感性を呼び覚ますようにしていきます。

ただ、あまり細かく挙げすぎると、本当にいいとは思えていないものまで、数稼ぎのためだけに列挙してしまうことになりかねません。たとえば、このままだと、

  • 角膜がある
  • 水晶体がある
  • 視神経がある

などと、部位名をただただ何の感慨もなくエンドレスに挙げることもできてしまうわけです。なので、

  • 本当にこれはいいところだなぁ。

と、しみじみ感じられるものだけを厳選したほうがよさそうです。

また、ここでは「備わっている」という例を挙げましたが、「備わっていない」場合も、いいところに転換しちゃいましょう。
これまでに紹介した方法、短所を長所に変えるないからこそ価値があると発想するなどを使い倒しながら。

たとえば、色覚がないのであれば、

  • 色覚がない世界の見え方を知っている
  • 色覚がないからこその観点や意見を持てる
  • 色覚がないからこそ得られた経験や出会いがある

②褒められたり感謝されたりしたこと

タイトルどおりですね。たとえば、

  • 字がきれいだねと褒められたことがある
  • マッサージうまいねと褒められたことがある
  • 仕事が丁寧だねと褒められたことがある
  • いつも食器を洗って親に感謝されていた
  • 人に筆記用具などを貸して感謝されたことがたくさんある
  • 人の話を黙って聴いているだけなのに感謝されることがよくある

褒められたり感謝されたりした記憶をあまり思い出せない人は、そんなにムリして思い出す必要はありません。

  • 私は誰からも褒められたり感謝されたりしたことがないのかも……
  • せっかく褒められたり感謝されたりしても覚えていない薄情なヤツ……

そんな自己否定は、もう禁止です!

自己否定の感情が生まれるのは、自然なことなのでただ受け入れればいい。
しかし、それを自ら深めようとしていることに気づいたら、ストップをかけましょう。
そのためのトレーニングでもあるわけです、「自分のいいところ1000」は。

僕もあまり思い出せないクチでしたので、自分自身の「自分にとっていい意味をもつ経験を記憶してくれない記憶力」がちょっと寂しかったりもしました。
きっと、たくさん褒められてきたのだと思いますが、それを自ら否定してなかったことにしてきた、そんな自虐的な心理作用があったのだと思います。

しかし、それもいいところにしてしまえばOK!

  • 褒められたり感謝されたりした記憶を思い出せない自分を許せている
  • 褒められたり感謝されたりした記憶を思い出せない人の心情に共感して差し上げられる
  • 褒められたり感謝されたりしたらこれからは強く記憶に刻もうと心がけている

いずれにしても、褒められたり感謝されたりした「記憶」や「これからの経験」へのアンテナを、常に高めておくことが大事です。
ふとしたときにそれらに気づいて、今度は忘れないよう書き留めておけるように。

③続けていること

自分としては当たり前に続けていることが、他の人からしたら尊い才能に映ったりします。
「現在も続けていること」だけでなく、「過去に続けていたこと」でも構いません。たとえば、

  • 3年くらい日記を書いていたことがある
  • 1年ほど毎日ランニングを続けている
  • 5歳から愛用しているハサミがある
  • 同じ会社に10年も勤続している
  • 墓参りを必ず毎年している

逆に、三日坊主で終わったこと、それはそれでいいところにしてしまいましょう。たとえば、

  • 筋トレが三日坊主で続かなかったのでRIZAPが人気になる理由を身をもって知った
  • 一人暮らしの初期は自炊していたが面倒になりすべて外食になった(経験値UP)
  • 人生を変えてやると奮い立ってはあきらめてを繰り返しながら確実に進化してきた

④日常の心がけや心づかい

日常ほとんど意識せずに行なっている「当たり前すぎる心がけや心づかい」に光を当てていきます。たとえば、

  • 食事は座りながらとる
  • 挨拶をするようにしている
  • 爪は短く保つようにしている
  • 靴をそろえるようにしている
  • メッセージはなるべく早く返信するように心がけている

なんだかお上品な例ばかりになってしまいましたが、もちろんいいんです、自分がいいと思うことであれば、どんな内容でも。たとえば、

  • 食事は立ちながらすばやく済ませて仕事に打ち込める時間を増やすようにしている
  • 挨拶をする人をあえて選定して自分の望む人間関係をコーディネートしている
  • 爪は小指だけ長くしておいていざというときに役立つようにしている
  • 靴をそろえないという美学を持っている
  • メッセージは気が向いたときにだけ返信するノンストレスなライフスタイル

そんな「日常の心がけや心づかい」は、ほぼ無意識に行なっていることが多いので、自分では本当に気づきにくい……そこで、人に聞くの出番です。

いつものあなたを知っている誰かに、健全な図々しさを発揮して聞いてしまいましょう!

  • 私っていつもどんな心がけや心づかいをしてるように見える?

そのほうが早いし意外な発見をたくさん教えてもらえるので、ぜひおすすめします!

⑤苦痛ではないこと

「人によっては苦痛なことを苦痛と感じないこと」をピックアップしていきます。たとえば、

  • 歩いて1時間以内のところなら歩いていきたい
  • 掃除や洗濯などの家事がいやではない
  • ひとりで旅行を楽しめる
  • 満員電車でも平気
  • 読書が好き
  • そういえば自分が今している行動って、苦手な人もいるんだよなぁ。

と思いをはせてみると、

  • 実は誰にでもできるということではない。
  • 自分だから苦もなくできているんだなぁ。

ということに気がついていきます。

ただし、単純に「◯◯が好き」というだけだと、あまり自己肯定感が上がりません
というのは、「好き」が「自分」ではなく「◯◯」に向いているからです。
自分のことが嫌いなままでも、「◯◯は好き」と言えてしまうのです。

なので、「◯◯が好き」というところからさらに掘り下げるために、

  • ◯◯が好きな自分のどこが好き?
  • ◯◯が好きな自分のいいところは?

と自問して、「自分自身に価値を感じられる表現」にできればベターです。たとえば、

「読書が好き」

「読書が好きな自分のどこが好き?」
「読書が好きな自分のいいところは?」

  • 読書が好きで知的なイメージの自分が好き
  • インターネットではなく本から良質な情報を得ている

こうやって、あの手この手でハードルを下げて、いいところ認定できる領域を広げ深める
それこそが、自分を好きになるためにフル活用していくことになる最も重要なスキルです。

なぜなら、ハードルを下げることができれば、あらゆることがいいところだと思えるようになり、ただ生きているだけで自己肯定感に出会いまくるという、無敵の状態になれるから。

  • 食事がおいしい……味覚を楽しむことができる豊かな感性がある。
  • 信号が青だから待つ……ルールやマナーを守る世界に誇れる日本紳士。
  • 友人の顔と名前を思い出せる……こんな最高の記憶力が自分にはあるんだ。

そうやってハードルを下げていくことで、自分がいいところだらけの好ましい人間に思えるようになり、日常もいいところに満ちた美しい世界に見えるようになり、人生が暖かく美しく生きやすいものに感じられるようになる
その究極は、「生存しているだけで自分は大きな貢献をしているし、死ぬことにさえ大きな価値が生まれるだろう」、という境地になるんじゃないでしょうか、たぶん。

というわけで、

  • そんなに下げていいの!?

というくらい、狂ったようにハードルを下げまくっていきましょう!

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