この記事は「自分のいいところを1000個見つける方法12」を解説する記事の1つです。
詳しくは自分のいいところを1000個見つけたら自分を好きになれた話をご覧ください。
⑥過去のいやなことを価値に変える
過去の「いいこと」については、特にがんばらなくても楽に挙げられると思います。
しかし、今回は、過去の「いやなこと」にも目を向けて、価値を見いだしていくステップです。
その方法は、次の2つ。
◯◯という思い出がある
◯◯(経験値UP)
上記のような語尾をつけるだけで、だいたいのことは、
- 価値ある思い出
- 価値ある経験
になったような気になれます。
「なったような気になる」で十分です。たとえば、
- 50円をドブに落として号泣した思い出がある
- インドネシアの女の子と文通したものの2〜3回で途切れてしまったはかない思い出がある
- 高校のディズニーランド修学旅行でグループからはぐれて孤独に鴨を眺めたり漂流したりしていた悲しい思い出がある
- 女性に振られたことがある(経験値UP)
- カフェイン中毒でのたうち回ったことがある(経験値UP)
- 電車の券売機に4000円のお釣りを忘れてきたことがある(経験値UP)
- 小学校の給食で盛大にゲロを吐いた思い出がある(経験値UP)
- タイで3万円をあっけなくだまし取っていただいたプライスレスな思い出がある(経験値UP)
- 免許の更新を忘れて再取得した思い出がある(経験値UP)
どうでしょう?
「なんとなく価値が隠れていそうな気配」が感じられませんか?
- いやでしかないと思っていた過去にも、実はよかった面がありそうだな。
- マイナスでしかないと思ってきたけど、見方によってはプラスの面もあるかも。
そんなふうに、「なんとなくよさげな気配」に導かれて、「たしかにこういう価値があるな」という発見をゲットする、「いいところを見いだしやすくするための補助ツール」として使っていきます。
そして、過去のいやなことというのは、他の人が積極的に体験したいとは思わない、ある意味で貴重な、耳新しく聴く価値のある話だったりします。
別の表現で言えば、
- ネタ化
- エピソード化
わかりやすいのは、お笑い芸人さんたちですね。
彼ら彼女らにとって、トラブルというのは、ネタやエピソードになりえる「おいしい事件」。
そんな「絶対に面白い出来事だったことにしてやる」という、ある種のポジティブ思考。
それを自分にインストールするための補助ツールが、「思い出化」「経験値化」というわけです。
なので、とりあえずどんな過去にも「という思い出がある(経験値UP)」とつけておけばOK。
そのままでもいいし、あとから「本当によかったこととして明確に言語化」できればベストです。
一方で、笑い話にできないレベルの重い過去というのもあると思います。
すべての過去をムリヤリよかったことにしてしまう必要はありませんし、できる範囲で構いません。
まずは、あつかいやすい軽い過去から「思い出化」「経験値化」してみてください。
また、「思い出化」「経験値化」は、過去だけでなく現在にも応用できるスグレモノです。
なにかいやなことがあったら、とりあえず、
- ◯◯という思い出がある(経験値UP)
と書いておくと、あとになってから、
- そういえば、この出来事にもいい面があるよな〜。
と、プラスの面が見えやすくなり、本当にいいところに変わってしまったりします。
日常の「心の応急処置テクニック」としても、ぜひ使ってみてください。
そうやって、「どんな経験にも価値がある」という世界観をつくり上げられたら、人生全体がすばらしいもののように思えて、生きるための希望が湧いてくるようになります。
- いやなこともたくさんあったけど、そのほとんどが実はいいことだったんだなぁ。
そう過去を全肯定できる境地に少しでも近づけるよう、いっしょにやっていきましょう。
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